三大栄養素のひとつ、タンパク質とダイエットの関係についてご紹介します。

プロテインの主成分はタンパク質で、スポーツ選手や筋肉をたくましく、太くする目的のボディビルダーなどが積極的に摂っている栄養素です。

そのため、「タンパク質=太りやすい」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ダイエットでは低タンパク質ダイエットや高タンパク質ダイエットなどがあります。

タンパク質の体への関わりや高タンパク質食のリスク、不足した場合などの懸念点についてご紹介します。

高タンパク質ダイエットとは?

タンパク質が豊富な食材を中心に食べ、炭水化物を抑えるダイエット方法です。

タンパク質はお肉や魚などから摂取し、炭水化物(糖質)であるお米やパスタ、パンなどを制限することで減量効果と血糖値を抑える手法です。

お肉が好きな人が好きな物をたくさん食べられる満足度の高い食事を続けながら痩せたり、筋肉量を減らさず減量できることで人気となりました。
(別名、低炭水化物ダイエット、ローカーボダイエット、アトキンスダイエットなどと呼ばれます。)

高タンパク質な食生活には一定の健康リスクの増大の可能性が示唆されています。

「高タンパク質・高脂肪ダイエットで減量はできるが、長期的にはダメージを与えているかもしれない」

人を対象にした研究は、成人6381人を18年間追跡したものだ。 50〜65歳の年齢層では「高タンパク質のグループは、低タンパク質グループに比べ、全体的な死亡率が74%高く、ガンによる死亡率は4倍以上高かった」と研究者は報告した。

引用:WSJ 「高タンパク質ダイエットのリスク―長期的にダメージも」 南カリフォルニア大学(USC)のバルター・ロンゴ教授

糖尿病や腎臓疾患の悪化、心筋梗塞のリスクを上げる可能性が高いとされています。

炭水化物抜きやローカーボダイエットなどのリスクについては過去記事でも紹介していますので興味のある方は参考にしてみて下さい。

炭水化物は太る?流行りの糖質制限・炭水化物抜きダイエットの危険性

更に危険な低タンパク質ダイエット

さきほどご紹介した高タンパク質ダイエットとは逆に「低タンパク質ダイエット」の体への影響はどのようなものなのでしょうか?

まず最初にタンパク質の体での働きをご紹介します。

人体の細胞の70%は水分とされていますが、次いで多い成分がタンパク質で約15%を占めます。

タンパク質は20種類のアミノ酸から構成され、食事で摂取したタンパク質がアミノ酸などに吸収分解され、体内でタンパク質として再合成されたり、代謝に関わる酵素としての働きを担います。

アミノ酸は体内で合成できない必須アミノ酸があり、食事で補う必要性があります。

<タンパク質の働き>
体全体の構成要素(血液、血管や内臓、筋肉、骨、皮膚、毛髪、爪など)
ホルモンや酵素としての働き
栄養素や酸素の運搬

<タンパク質不足によって起こる事>
免疫力の低下
体力の低下
貧血
筋肉量の減少
肌荒れ
集中力の低下

タンパク質は太る?

低タンパク質ダイエットと高タンパク質ダイエットの体への影響を中心にタンパク質の体内での働きについてご紹介しました。

おさらいをすると、
1:タンパク質は体に必要な栄養素
2:過剰摂取は体への影響が大きい
3:炭水化物(糖質)よりも太りにくい
(体の様々な構成要素になるため、脂肪になりにくい)
となります。

高タンパク質ダイエットの行い方は高タンパク質な物を増やし、炭水化物を減らす方法が中心です。

トータルの摂取カロリーが同じであれば「タンパク質は太りにくい」と言えます。

ですが、高タンパク質の食事を続けることは、別の健康リスクを高める可能性が高いと言えます。

また、植物性タンパク質のみでは補えない必須アミノ酸もあります。
「タンパク質は多すぎても少なすぎても健康へのリスクを高める」、「植物性タンパク質と動物性タンパク質もバランスよく摂る」という結論になります。

バランスのとれた食生活がダイエットにも健康にも大切な事です。

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