プロ格闘家や個人の方向けのフィットネス指導、スポーツメーカーへのトレーニングプログラムの提供をしているCORE N’CODE(コアアンドコード)さんに腰痛に有効な筋トレの解説をお願いすることになりました!

腰痛の改善のためには「筋肉を強化する事」と「筋肉をほぐす事」がポイントとなります。今回の記事では【筋トレ】でインナーマッスルを強化し、【腰痛を改善する】事を主軸にした3つのトレーニングメニューをご紹介します。

筋トレで腰痛を改善させるには?

「腰痛は腹筋が弱いから。」というセリフを多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか?

その言葉を信じて、シットアップ(腹筋)などの筋トレを行ったら「余計に腰が重くなった、痛くなった」という経験がある方も多いのではないでしょうか?
いわゆる腹筋運動(シットアップ)で腰痛が悪化してしまう

日本では、ほぼ全ての人が腰痛を経験するようです。

実際には、椎間板ヘルニア・すべり症・変形性腰椎症などの病名があります。これらの病名に共通することは「神経に触れる」、「神経を圧迫する」という点です。

では神経に触れないようにするには、どうしたら良いのでしょう??

それは脊柱や骨盤を安定させるインナーマッスル(正確にはインナーユニット)を作り上げることです。

シットアップはアウターユニットが中心に働き、さらに腸腰筋が硬い人にとっては逆効果になるリスクさえあります。

インナーユニットをしっかりと作り上げて、脊柱・骨盤をニュートラル(正常な位置)に保つことで、脊柱管を通る神経の束や椎間板の神経を刺激しないようになります。

筋力強化による腰痛改善までの流れ
    インナーユニット(インナーマッスル)の強化によって、以下の様な流れで腰痛は改善されていきます。

  • 1:脊柱や骨盤を正しい位置に保つ事ができるようになる
  • 2:神経の束などを刺激しないようになる
  • 3:腰痛の根本が改善されていく
そのため、「正しいメニュー」で「正しい筋肉を刺激する」トレーニングが必要となります。

筋トレをするインナーマッスルのターゲット
    今回ご紹介する筋トレで強化する目的の筋肉をご説明します。

  • 1. 腹横筋:腰椎と骨盤をつなげる筋肉で、動作の安定だけでなく、動作の最初に機能すると解っています。
  • 2.多裂筋:脊椎1つ1つを橋渡ししており、脊柱を正しい位置に保っています。
  • ※横隔膜と骨盤底筋群も重要なインナーユニットですが、ここでは上記1と2を重視します。

腰痛を改善する筋トレの方法

それでは、男性でも女性でも、そして初心者でも高齢者でも簡単に行なえる腰痛予防・改善の筋トレを3段階に分けて説明します。

是非、女性・男性・初心者に関わらずチャレンジして下さい!!

1:シーテッド・ドローイン(初心者向け)
お腹のインナーユニットを上手くコントロールできない、つまり腹横筋を上手に使えない初心者向けの筋トレです。
インナーユニットを自然に使えるように両腕を上げる工夫がされています。
腰痛改善に役立つ座ったままのドローイン
手順1:椅子に座って、両腕を上げて手の平を合わせます。
手順2:腰はあまり反らないようにし、息をすべて吐き切ります。
手順3:そのときに、お腹が背中にくっ付くかのように凹むと思いますが、なるべく、すべての腹筋が凹むように意識して、その状態をキープします。
呼吸は浅い状態になりますが、しっかりと行ないます。

<回数とセット数>
初心者・高齢者のように筋力がない方は、最初20秒キープを目標に、1セットをできるようにしましょう。
男性・女性は関係なく慣れてきたら、これを2〜3セットできるようにしましょう。

<注意事項>
腰椎を伸展させすぎないように、「自分なりで良いので正しい姿勢」で行なって下さい。
お腹に痛みなどがある場合は、初めは10秒くらいからスタートしましょう。

2:ドローイン(中級者向け)
腰痛を改善するドローイン2
手順1:硬い床でしたらヨガマットなどを敷いて、仰向けになります。
手順2:両手をお腹の上に置いて、腰椎(腰の部分)を床に押し付けるようにして、お腹を凹ませます。

手順3:そのときに、お腹が背中にくっ付くかのように凹むと思いますが、なるべく、すべての腹筋が凹むように意識して、その状態をキープします。
呼吸は浅い状態になりますが、しっかりと行ないます。
お腹が凹まない人は、呼吸を一気に吐き切ってみましょう。

<回数とセット数>
初心者・高齢者のように筋力がない方は、最初20秒キープを目標に、1セットをできるようにしましょう。
男性・女性は関係なく慣れてきたら、これを2〜3セットできるようにしましょう。

<注意事項>
腰椎が床から浮かないようにしましょう。
お腹に痛みなどがある場合は、初めは10秒くらいからスタートしましょう。

3:ハンド・ニー(上級者向け)
この筋トレは腹横筋と多裂筋の両方を一緒に鍛えられます。
上記の2つのドローインに慣れてきたら行なってみましょう。
腰痛を緩和する筋トレ:ハンドニー
手順1:硬い床でしたらヨガマットなどを敷いて、四つん這いになります。
手順2:重力に逆らいながら、お腹をしっかりと凹ませます。
手順3:身体が動かないように右手と左足、左手と右足をそれぞれ交互に挙げて、10〜20秒キープするようにします。

<回数とセット数>
初心者・高齢者のように筋力がない方は、最初10秒キープを目標に、1セットをできるようにしましょう。
男性・女性は関係なく慣れてきたら、これを20秒ずつ、2〜3セットできるようにしましょう。

<注意事項>
身体がどちらかに傾く、背中が丸まるなど、腕や脚以外の部分が動いてしまう場合は、
先ずは腕だけを挙げる筋トレを行ない、慣れてきたら脚まで挙げるようにして下さい。

以上です。

1~2番のドローインは比較的手軽に、3つ目のハンド・ニーは少し上級者向けのメニューとなっています。

慣れてきましたら1~3番のすべてを定期的に行うことで、腰痛の改善に役立つインナーマッスルの強化を行うことが出来ます。

<著者プロフィール>

株式会社CORE N' CODE

ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
株式会社CORE N’ CODE
『核心は頑張った者のみが解る暗号である。』

埼玉県を中心に活動するCSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)早稲田力也が運営する。クライアントは柔術、空手、総合格闘技のプロを中心に、一般の男性と女性のダイエット・フィットネス指導も個人契約で受注している。また、施設運営のコンサルや大手スポーツメーカーの仕事も行ない、最近ではアメリカのスポーツ関連のライセンスを輸入し、人々にもっとスポーツやフィットネスを普及して価値観を変えていくことを理念としてビジネスを展開している。
http://www.coreandcode.com
http://www.stroops-japan.com
http://jennytatepilates.com/

ハリウッドの映画スター、日本の有名アーティスト、プロアスリート選手が強い身体を作るピラティスとフィットネスの融合スタジオ。こちらのお問合せも早稲田が受付けます。rikiya@jennytatepilates.com

美wise編集部より

株式会社CORE N’ CODEさんに筋トレで腰の痛みを改善する方法について解説していただきました。

筋力不足や運動不足は体の痛みに繋がると皆さんも体験的に理解していると思います。ですが、ヤミクモな筋トレは逆効果だとご理解いただけたのではないでしょうか??トレーニング方法も段階を踏んで、徐々に強度の上がるエクササイズですので、お体の状態と相談しつつ、じっくりと体質改善を行ってみてください!!

今回は筋力をつけることで腰の痛みを改善する方法をご紹介していただきました。

基礎的な腰痛緩和のための筋トレに十分なれてからという前提ですが、以下の筋トレも腰痛改善のためにインナーマッスルの強化に役立ちます。

腰痛改善に役立つ筋トレ
先程の腹部や腰周辺のインナーマッスル強化に役立つ筋トレを無理なくできるようになり、痛みなども感じない方は以下の筋トレを行うことで腰痛予防に役立ちます。詳しい実践方法や注意点は過去記事をご参照ください。

<サイドプランク>
腰痛の改善に役立つ筋トレ:サイドプランク


体幹強化する!サイドプランク(サイドブリッジ)のやり方

<レッグブリッジ>
腰痛を緩和するダブルレッグブリッジ
更に余裕のある方は、片足をあげてみましょう。

上級者向けの腰痛改善筋トレのシングルレッグブリッジ


女性でも簡単!ダイエットに効果的なインナーマッスルの鍛え方って?

<腸腰筋を鍛える体幹トレーニング>
腸腰筋を無理なく鍛えて腰痛を改善する体幹トレーニング


腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)を鍛える筋トレ体幹トレーニング

※くれぐれも無理のない範囲で行い、記事前半でご紹介したような難易度の低いトレーニング方法から実践してください。

ストレッチで腰の痛みやコリを改善する方法も解説していただきました!
筋トレ後のストレッチで、該当部位の筋肉をほぐすことは、腰痛の改善や緩和にはとても重要です。
ぜひ参考にしてみてください♪

腰の痛みやこりを緩和する腰痛改善ストレッチの方法

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