皆さんは筋トレをいつしていますか? アメリカでは仕事に行く前の早朝に終わらせて、ジムでシャワーを浴びてスーツで出て行く人も少なくありません。逆に真夜中にトレーニングを終えてジャクジーに入ってからゆっくり帰って行く人達もいます。

実際に筋トレは朝と夜どちらにすべきなのでしょうか?

筋トレを朝にするメリットは?

朝は起きたばかりでまだ身体が固まっています。わたしたちの身体はある程度体温が高くならないと腱や筋肉、筋膜、そして関節の滑りをよくする滑液がうまく機能しません。朝起きた時に背伸びをするのは固まった(癒着)関節や筋肉をほぐして動く準備をしているわけです。
起きるのが早い人であれば体内時計が早めにセットされているので、朝9時にトレーニングをするとすれば早朝5時に起きる人と、8時に起きる人では身体のサイクルが違うので、トレーニングへの身体の準備具合が変わってきます。

肉体的には筋トレをを朝にするメリットはありません。どちらかというとデメリットの方が多いかもしれません。体温が高くないため、筋トレのような大きな負荷に耐えるためのウォーミングアップは時間がかかりますし、朝は飢餓状態で起きるので糖をエネルギーとする必要がある筋トレにはあまり向いていません。また、

しいて言えば精神的にも肉体的にも覚醒する事がメリットです。朝に筋トレをすることで身体は交感神経優位になり、活発になります。酸素をより取り込もうとするので頭もすっきりするでしょう。

筋肉を成長させるための目的なら筋トレは断然夜が良い!

あなたの筋トレがもし、筋肉をつけるためにしているのであれば、夜(夕方)の方がおすすめです。
<筋トレをするなら夜(夕方)がオススメの理由>
1)パフォーマンスが向上しやすい
個人のサイクルによって違いはありますが、平均して夕方~夜に体温が高くなるため、パフォーマンスが上がります。関節や筋肉がスムーズに動きやすい上に、食事も摂っているためエネルギーがあります。

2)エクササイズのホルモンが分泌されやすい
運動に関わる重要なホルモンにコルチゾールとテストステロンがあります。コルチゾールは分解作用、そしてテストステロンには構成作用があります。コルチゾールは筋肉を壊す、そしてテストステロンは筋肉を作る作用があるわけです。これらのホルモンの比率がテストステロンの方が優位にある際に、筋肉はより効率良く作られます。

通常、このコルチゾール濃度は朝に高いと言われています。同時にテストステロンも朝が一日の中で最も高いと言われているのです。ですので、テストステロン:コルチゾールが夕方から夜にかけてテストステロンの比率が優勢になることから、構成作用が分解作用を上回る事になり、夕方の方が筋トレに向いていると言えます。

まとめ

純粋に筋肉を成長させたい、身体能力をアップさせたいということで、ホルモン作用や身体が大きな負荷に耐えられる準備が出来る時間帯である夜に筋トレを行うことをおすすめします。しかし、夜遅すぎてしまうと身体も脳も覚醒してしまい、夜寝付きが悪くなったり睡眠の質が落ちますので、寝る直前に行うのは避けましょう。

<著者プロフィール>

今田悠太

ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。

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