巷で話題のココナッツオイルのダイエット効果や効能をご紹介します。

ハリウッドセレブの「ミランダ・カー」や「アンジェリナ・ジョリー」などが美容と健康のために直接飲むなどで話題になりました。

そんなココナッツオイルの特徴や体への効能、ダイエット目的の方は少し注意が必要ですので気に留めておいて欲しい点などを詳しく解説します。

ココナッツオイルは飽和脂肪酸の比率が高い

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脂質は大きく分けると飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けることが出来ます。

飽和脂肪酸のほとんどが乳製品や動物性の油です。

不飽和脂肪酸はサラダ油など植物性の油が多いです。

歴史的に動物性の油(飽和脂肪酸)が動脈硬化や肥満体質の原因とされ、サラダ油などの植物性の油がもてはやされました。

近年の研究では不飽和脂肪酸の中でもトランス脂肪酸の体への影響や肥満への影響が取り沙汰されました。

詳しくは過去記事を参考にしてみてください。

トランス脂肪酸の危険性と食品について〜マーガリンはプラスチック?

また、最近ではトランス脂肪酸(一部の不飽和脂肪酸)を取り除くために、メーカーは様々な努力を行いその比率を国際基準まで落とす努力をしています。

その結果、飽和脂肪酸の配合率が増えている傾向があります。

ココナッツオイルに話を戻しますと、以前もご紹介させていただいた他サイトさんの表を見るとその他の油と比較して非常に高い飽和脂肪酸の比率です。

不飽和脂肪酸の比率

画像引用:わんぱくランチ 「不飽和脂肪酸」ってなに?

「飽和脂肪酸」ですので脂肪がつきやすいのでは?と思う方も多いのではないでしょうか?

次の章をご覧ください。

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多いので脂肪になりにくい

当サイトの過去記事でもご紹介しましたが、飽和脂肪酸は短鎖・中鎖・長鎖脂肪酸に分けることが出来ます。

牛乳なども飽和脂肪酸が多く含まれますが、短鎖・中鎖の脂肪酸が多く含まれます。

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多く含まれています。
中鎖脂肪酸が脂肪になりにくい理由

中鎖脂肪酸は体内で素早く吸収され、エネルギーとして活用されやすい種類の脂肪酸です。

※エネルギーとして消費されやすいとはいえ、その他のカロリー摂取が多すぎる場合はいずれ脂肪になったり、その他の摂取カロリーが脂肪として溜めこまれやすくなります。

ダイエットとの関わりは最後にご紹介しますので最後までごらん頂ければと思います。

ココナッツオイルの効果・効能

  • 細胞膜の強化(血管や皮膚を強くする)
  • コレステロールを抑える(善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす)
  • 便秘の改善
  • お肌荒れの改善

その他にもアルツハイマーの予防や免疫力の向上、アトピーの改善などの効果や効能を示す研究論文が発表されています。

ダイエット中の方へ:ココナッツオイルの注意点

中鎖脂肪酸の摂取量を増やすことで脂肪の蓄積量が減ったとされる研究結果もあります。
Value of VLCD supplementation with medium chain triglycerides.

*条件は1日の摂取カロリーも抑えています。

ダイエット中の方や肥満が気になる方に特に注意していただきたい点があります。

美容や健康によいとされているココナッツオイルや中鎖脂肪酸を含む油ですが、そのカロリーはその他の油と殆ど変わりがありません。

1gあたり約9kcalです。

直接飲んで100gを摂ることは無いと思いますが、100gで900kcalです。

先ほどの解説でも中鎖脂肪酸が「体内で優先的に消費されやすい油」とご紹介しましたが、そのそものカロリー摂取量がオーバーしていれば結局のところ何らかのカロリーが脂肪へと溜めこまれます。

ハリウッドセレブの情報などを元におすすめの摂取量を紹介している他サイトなどですと「1日に5gを3~4回直接飲もう」と言った表記も見かけました。

仮に1日に20g摂取したとすると約180kcalとなります。

特に注意したい点が健康のためのサプリのように20gを飲んでしまうと、単純に考えますと1ヶ月で約1kgほどの脂肪が増える計算になります。
(オイルを飲む以外の食生活も変えない、運動量も従来通りとした場合)

過度な期待を持ち過ぎることは逆の結果に繋がる可能性もあります。

例えば『炒めものに使っていたサラダ油をココナッツオイルに置き換える』と言った使い方であれば中鎖脂肪酸の比率が上がり、体への脂肪がつきにくくなる可能性が高いと言えます。
(価格や風味・用途を考えるとすべての油をココナッツオイルに変更するのは難しいとも感じます。)

最後に以前もご紹介したSMP比についてご紹介します。

飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の比率が3 :4 : 3であることが望ましいとされています。欧米では一般に飽和脂肪酸が多く、多価不飽和脂肪酸が少な過ぎるとされますが、日本人の食事は平均すると理想に近い脂肪酸バランスといわれています。

参考・引用:公益財団法人 日本食肉消費総合センター 「SMP比」って何のこと?

今回の記事はココナッツオイルにスポットをあてた内容で、その成分の9割が飽和脂肪酸でした。

健康維持のためにはバランスのとれた油の取り方にも意識を向ける必要があります。

一般的な食生活をしている場合は飽和脂肪酸(お肉などから)を多くとっている方のほうが多いと思います。

意識的に魚などから摂れる不飽和脂肪酸を摂ることでSMP比のバランスが取りやすいです。

ご自身の食生活に合わせた油の選択や食材の選択を行うことが健康維持やダイエットに大切です。

<まとめ>
ココナッツオイルは美容や健康に効果的。
従来の油の置換えとして使うのであれば脂肪の減少効果も期待できる。
過剰摂取は体脂肪を増やしてしまう可能性が高い。

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