肋間神経痛を緩和する方法〜その胸の痛みの原因は肋間神経痛かも
胸に感じる不安な痛みやヒリヒリとした痛み。
そんな痛みは肋間神経痛が原因の可能性があります。
今回はさいたま市整体院の藤田先生に肋間神経痛の原因や症状を解説していただき、その症状を緩和するためのストレッチをご紹介いただきます。
胸の痛みにお困りではありませんか?
「朝起きた時に胸や肋骨のあたりがヒリヒリして悩んでいる」という方からご相談いただくことがあります。
最近 肋間神経痛みたいな痛みで困っています。
歪みが原因だったりするのでしょうか?
ふくらはぎもたまに痛み出たりします。
肋間神経痛は安静が良いのでしょうか?
何かいい解消方法があれば教えてください。
たしかに肋間神経痛の他に、肩こり、足のしびれなどの症状も併発することが多い傾向があります。
そんな肋間神経痛の症状や対策方法について、まとめてみたいと思います。
肋間神経痛の原因とよくある症状
肋間神経痛は寝起きや朝方に、ヒリヒリした胸の痛みを訴える方が多いです。
どちらかと言うと、右胸よりも、左胸の症状で困ってらっしゃる方が多いように感じます。
坐骨神経痛も左足の方が多いことと関係がありそうです。
ご質問にもあるように体の歪みや背骨の歪み、体の緊張などが原因となって痛みを引き起こしている事が多くあります。
特に背骨の歪みが原因で、肋骨あばらのまわりに、ヒリヒリシクシクとした痛みとして出る事が多いです。
この痛みと関係する主な筋肉群は以下の3つです。
- 1:脊柱起立筋
- 2:僧帽筋
- 3:菱形筋
これらの筋肉のアンバランスな緊張状態にあることが肋間神経痛を引き起こす原因の一つとなります。
ご質問者さんの場合はふくらはぎにも痛みが出ているということなので、体の歪みから腰やおしりの筋肉にも負担がかかり、坐骨神経痛も併発している症状の可能性があります。
肋間神経痛の一般的に治療法は?
お医者さんではロキソニンやボルタレンなどの痛みどめを処方されることが多いかと思います。
痛み止めは長期的に服用すると胃があれるなどの副作用がありますので、可能であれば一時的な使用に止めたほうがよいでしょう。
じっと安静にしていてもよくなるタイプの症状ではありません。
次から紹介するような体操を取り入れていただいて、根本の解決を目指してみることをおすすめします。
肋間神経痛によいストレッチ
肋間神経痛は、体の歪みを正すと解消することが多くあります。
特に背中のこりをほぐして、背骨を整える体操をしていただくと効果的です。
一例ですが、背骨の歪みを正す体操をご紹介いたします。
肋間神経痛の痛みは以下の筋肉をゆるめることで解消、軽減することが多いです。
- 1:脊柱起立筋
- 2:僧帽筋
- 3:菱形筋
この体操で痛みの原因になっているこの3つの筋肉を順に動かします。
<肋間神経痛の痛みを緩和するストレッチのやり方>
◆まずは左足を軸にします。
足の裏、膝、股関節、頭が一直線上に上下にそろっているように意識します。
片足立ちになってみると、わかりやすいと思います。
◆一直線上に作った軸をまわすようにして、左向きに振り向きます。
*足は地面に着いたまま動かしません。
この時に背中を広げるように伸ばします。
10秒ほどかかけてねじります。
◆元のポーズにゆっくり10秒かけて戻します。
ギューギューと引き伸ばす感覚で行うと痛みが出やすくなります。
必ず心地良い範囲で行って下さい。
首もつかって目線で後ろを向くようにおこなってください。
そうすることによって以下の筋肉が伸びます。
- 1:脊柱起立筋
- 2:僧帽筋
- 3:菱形筋
10秒くらい気持ち良く筋肉が伸びている感覚を味わうようにしたら、力を抜いて30秒間リラックスします。
筋肉のハリや痛みは人によって全く異なりますので、画像や動画と同じように行おうとすると痛みがでる場合は、痛みのない範囲でおこなってください。
全く同じにする必要はありません。
できる範囲でやる事が一番効果が高いです。
若干でも痛みを感じるようですと、力を入れすぎていると思ってください。
<著者プロフィール>
藤田 摩利男
腰痛などを始めとした体のつらい症状を緩和する施術をさいたま市で行う。来院者へのその場限りの施術だけでなく、自宅で出来るストレッチで症状を緩和する方法を伝えるなど、根本解決を目指す事を重視している。肩こりや腰痛など体のトラブルを解消する方法をYoutubeに100本以上掲載している。
美wise編集部より
肋間神経痛をやわらげるその他のエクササイズをご紹介します!
<肋間神経痛や背中の痛みを緩和するストレッチ>
結構辛いエクササイズですので、もし痛みを強く感じる場合は避けてください。
<肋骨の調整法>
肋間神経痛は体の歪みに起因する痛みだけでなく、胸椎の圧迫骨折やがんの転移によっても起こるそうです。
ですので突然起こった痛みの場合は、その他の原因も考えられます。
ストレッチなどでより痛みが増したり、不調が改善されない場合はお医者さんなどの判断を仰いでください。
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