運動の時間帯とダイエットの関係〜持続可能なライフスタイルの選択を優先しよう!

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2017年4月7日

今回もプロ格闘家や個人の方向けのフィットネス指導、スポーツメーカーへのトレーニングプログラムの提供をしているCORE N’CODE(コアアンドコード)さんにダイエットと運動時間の関係:運動の時間帯で効果が変わる?のテーマをお願いします!

皆さん、こんにちは。ダイエットと運動時間の関係についてのレポートをしたいと思います。

ダイエットのために考えるべきこと

今までダイエットに関する記事を何個か書かせて頂きました。今回は常に私が言っているダイエットの基本原則「食べた量<エネルギー消費量」に加えて大事なポイント10か条を最初に記載します。

1)生活に運動する習慣をルーティンで組み込む。
2)ダイエットはストレスフリーでないといけない。
3)無理のあるカロリー制限はしない。
4)サプリなどで代替食は行わない。
5)通勤時などは少しでも歩くように工夫する。
6)間食(おやつ)をなるべく控える。
7)生活リズムをなるべく整える。
8)バランスある食生活を意識する。
9)基礎代謝量を上げる工夫をする。
10)ブームのダイエットに乗らない。

上記の10か条はきちんとした理由もあるのですが、ここでは大きく触れません。この中の1)、2)、5)、9)が今回のテーマのポイントにもなってくるのですが、要はこの「4つのポイントの重複」がダイエットを効果的に実現するということをテーマである「運動の時間帯」と絡めて、これから説明していきます。

ダイエットに効果的な運動の時間帯はここだ!!でも、・・・

ダイエットに効果的な運動の時間帯は朝食前だとよく言われます。低血糖時の有酸素運動は脂肪の燃焼を加速させるからだという理由です。これは生理学的には本当だと思います。

でも、朝起きて直ぐの運動はリスクも伴います。
具体的に述べるなら、
a)寝ながら失う水分に加え、何時間も水分補給していないために血液の粘稠度が高い中、さらに運動をすることで発汗し、血液の凝固が加速して、心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こす原因となる。前日の夜に飲酒をした場合には、これらにさらに拍車を掛ける事となり、非常に危険な行為になり兼ねない。

b)寝起きは副交感神経が優位であり、交感神経がなかなか高まらない。さらには身体も柔軟性を欠いてる中で運動するので、転倒などの傷害リスクが高い。

c)朝の血糖値が1日でもっとも低い状況(約80〜100mg/dl)の中で運動して、エネルギー源として糖分を枯渇することで、低血糖症を引き起こすリスクがある。(糖尿病の方は厳禁)

d)何よりも最初のダイエットポイント10か条の2)にある「ストレスフリー」は実現不可能でしょう。

それでは、ダイエットに効果的な運動時間帯ってあるのでしょうか?

ダイエットに効果的な運動時間帯を述べる前に

ダイエットに効果的な運動時間帯を述べる前に、とても素晴らしい本の内容を一部抜粋して、紹介したいと思います。

イリノイ州ネーパービィルの高校で朝7:10から「0時限目の体育の授業」があるということ。約10分間を朝ランして、かなりキツい(最大心拍数の80〜90%)ペースで行う。

その結果、アメリカの高校の「太り過ぎ」と判定される生徒は全体の30%にも及ぶのだが、この朝ランを行っているある高2のクラスは太り過ぎの生徒が3%しかいない。

更には、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)という国際的基準の数学と理科のテストを受けて、数学では世界6位、理科では世界1位という驚異の結果を出した。
(書籍名:脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 より)

このことは、朝の有酸素運動が体重を増やさない効果があるということだけでなく、勉強や仕事の能率を上げる、つまりはメンタル・記憶力・集中力に働きかける効果もあるということを証明しています。

【まとめ】ダイエットに効果的な運動時間帯は個人個人のライフスタイルによる

上記の様に、健康な方で朝に運動する時間を作ることができる方は、仕事や学校に行く前に高強度で短時間の有酸素トレーニングを行うことは最も有効だと言えます。脳内ホルモンを分泌させて、新陳代謝が上がった状態で1日を過ごせるからです。ただし、朝食前はリスクがあるので、水分補給して、多少の食べ物を摂取してからでも十分だと思います。でも、これは理想です。誰もが行える環境だとは言えません。

では、どうしたら良いか?ダイエットする運動時間帯の工夫を箇条書きさせて頂きます。

<ダイエットを有利に進める運動時間帯の工夫>
・朝ラン(有酸素運動)の代わりに通勤をなるべくウォーキング、自転車に変えてしまう。駅ではエスカレーターを使わずに階段で。
・主婦の方などは旦那さんや子供が出掛けた一段落のランチ前の空腹気味の時に有酸素運動を行う。
・朝に動くのがストレスになる方は、夕方以降〜夕食前の空腹時を狙って有酸素運動を行う。
・これらによって、運動時間帯の候補を作れることで、ストレスフリーに近くなる。
・この結果、運動する習慣をルーティンで組み込むことが可能となる。

話がぐるっと一周しましたが、ダイエットに重要な「4つのポイントの重複」が起きるわけですね!!

ダイエットに関してお悩みの方は、気軽にメールしてみてください。なるべく返信させていただきます。rikiya@coreandcode.com

いかがでしたか?
皆さんのダイエットと運動時間の関係についての知識に少しはお役に立てましたでしょうか?!
また次回もお楽しみに!!

<著者プロフィール>

株式会社CORE N' CODE

ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
株式会社CORE N’ CODE
『核心は頑張った者のみが解る暗号である。』

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埼玉県を中心に活動するCSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)早稲田力也が運営する。クライアントは柔術、空手、総合格闘技のプロを中心に、一般の男性と女性のダイエット・フィットネス指導も個人契約で受注している。