子供や小学生の体幹トレーニングはOK?無理のない実践方法
子供のトレーニングってどうしたらいいかわからないですよね。子供が筋トレをすると背が伸びなくなるといった情報も聞いたことがありませんか?実際どうなのでしょう。今回は、子供や小学生の体幹トレーニングについて触れていきたいと思います。
実は子供は発育発達段階で体幹トレーニングをしている?
赤ちゃんが生まれてから大人になるまで、実は体幹トレーニングをしているんです。寝返り、ハイハイ、四つ這いのハイハイ、座る、膝立ち、両足立ち、そして二足歩行。これは生まれてから段階をおって子供が習得していく動作ですが、非常に理にかなったトレーニングだそです。人間の根本的な体幹トレーニングとも言えるでしょう。自分の四肢をうまく使えるようになるために自然とこのステップを踏んでいるのです。
子供や小学生の体幹トレーニング、実践法
さきほどお話した発育発達段階の動作を元に作られた子供や小学生など、発達途中の身体でも無理なく実践しやすい体幹トレーニングをいくつかご紹介します。
全身運動に近い体幹トレーニングを中心としていますが、これだけを実践していればトレーニングは万全!という事はありませんので、記事のあとがきにも記載の様々な運動を取り入れる大切さもご覧ください。
①ログローリング
1)仰向けに寝て下さい
2)両手はバンザイをするように腕を伸ばし、頭を浮かせます
3)自分の左脇を覗きこむようにしながら、上体を左に捻っていきます。必ず頭部が動作の動き始めになるようにしましょう
4)このときに足で踏ん張らないように気をつけます
5)上体を左にねじりながら寝返りをうち、うつ伏せになります。
この時にお腹あたりだけが地面についているよう背筋を反って下さい。
6)うつ伏せの状態から反対周りをし、仰向けからうつ伏せへと移ります。
②うつ伏せハイハイ
1)うつ伏せになり、両腕で地面を押して腰を反らせます
2)片手で地面から話し、前方斜め45°へ腕を伸ばします
3)交互に行ってみましょう
③ハイハイ(通称ビースト)
1)四つ這いになりましょう
2)肩の真下に両腕が来るようにします
3)股関節と膝は90°になるようにしてください
4)背骨はニュートラル(反っているわけでも丸まっているわけでもない自然な状態)
5)膝を地面から1cm浮かせます
6)右手左足を同時に前方へ動かし、一歩前へ踏み出してみましょう。出来たら反対も同様にするとハイハイ出来ます。
子供や小学生の体幹トレーニングのまとめ
子供や小学生の体幹トレーニングで行ったらいいものはまだまだありますが、今回は3つ選ばせて頂きました。この他にもまだまだオススメできる種目はあるのですが、一番忘れないで欲しいことは、子供のうちは様々な運動をすること。一つのスポーツや競技に絞らず、出来るだけ色んな運動経験をさせてあげて下さい。神経系がとても発達する時期ですので、沢山外で遊ぶのがベストです。跳んだりはねたり、木登りをしたり、縄跳び、一輪車などなど。日本の体育教育は実はとても優れています。まずは体幹トレーニングをすることももちろんいいですが、同時にいろんな運動経験を積ませてくださいね。
<著者プロフィール>
今田悠太
ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。
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