産後の骨盤矯正にも役立つ骨盤のゆがみ解消体操
骨盤が開いてしまうとO脚や猫背の原因となるなど見た目への影響もあります。
それ以上に怖いのが「生理不順や冷え性、下痢や便秘などの症状」につながってしまうこともあります。
特に産後は出産の際に開いた骨盤が元に戻らない方もいます。
今回はピラティストレーナーの土屋先生に「骨盤に関する基礎知識」と骨盤の歪みや開いてしまった骨盤を閉じるエクササイズをご紹介していただきます。
産後の方はもちろんですが、冷え性や生理不順などにお悩みの方にも是非試していただきたいエクササイズです!!
開いた骨盤と閉じた骨盤
日本人女性は、元々骨盤が開き気味な方が多いと言われています。
そして出産時に骨盤は大きく開きます。
締まった骨盤 (ハート形を描いています。)
開いた骨盤 (長方形に近い形になっています。)
骨盤の開き過ぎは、
脂肪が付きいやすくなり、内臓が下垂し、とポッコリとした下っ腹に・・・。
骨盤の左右の開きだけでなく、骨盤の前後の歪みも体に害を及ぼします。
骨盤の前後のねじれは、反り腰になってしまったり、猫背になってしまうのです。
下半身の見た目悪くなってしまうだけでなく、恥骨の痛み、腰痛、背中の痛みなどの発生の原因にもなります。
産後は特に身体を組みなおすチャンス!
下半身の要の骨盤。
ケアを行い骨盤美人をめざしましょう♪
骨盤矯正エクササイズ
◆仰向けで行う体操
①仰向けになり両膝を立てます。
②息を吐きながら両膝を右に倒します。
③息を吸いながら元に戻します。
④息を吐きながら、今度は左に倒します。
この動きを左右交互、合わせて10回行って下さい。
骨盤の開きチェックと骨盤矯正体操
◆座って行う体操
まずは仰向けで骨盤の開き具合をチェックします。
リラックスした状態で足を腰幅に開きましょう。
上の写真は左の骨盤が開き気味という事になります。
①座った状態で右足を90度内側に倒します。
②右膝、右足内側を床に押し付けるように、左足を右膝の上に置き床へと押してあげましょう。
ゆっく10秒程行います。
③今度は左膝を90度に曲げ内側へ倒します。
④左膝、左足内側を床に押し付けるように、右足を右膝の上に置き床へと押してあげましょう。
ゆっく10秒程行います。
左右4セットずつ行いましょう。
骨盤の開き具合をチェックし、開き具合に左右差がある場合は、外側に開いている足の方を念入りに行ってみて下さい。
呼吸を止めずにリラックスした行いましょう!
骨盤を正しい位置に戻すと、お腹周りのぜい肉が取れてきます。
そして内臓も正しい位置に戻り、過食を防げます。
産後の方だけでなく、骨盤の歪みにお悩みの方も
是非行ってみて下さいね!
<著者プロフィール>
土屋あや子
日本女子体育短期大学舞踊専攻卒業。舞台、ミュージカル、歌手活動を経る。現在、ピラティスLife☆Glitter☆代表
1児のママでもあり、ピラティスインストラクター、ストレッチトレーナー。西東京市内で子連れでもOKの、ピラティスのグールプレッスン・個人レッスンを行っている。
美wise編集部より:骨盤の歪みとは?
一般的によく言われる骨盤は「仙骨」と「寛骨(かんこつ)」という骨の総称です。
「恥骨(ちこつ)」、「坐骨(ざこつ)」、「腸骨(ちょうこつ)」の3つの骨を合わせて「寛骨(かんこつ)」と呼びます。
このように骨盤は様々な骨からできており、複雑な構造をしています。
一般的に骨と聞くと位置が固定されているように感じる方も多いと思います。
その他の部位でも同じですが、筋肉の状態や体の状態に応じて移動します。
骨盤も常に同じ位置に固定されているわけではなく、体の状態に応じて開いたり閉じたりしています。
妊娠・出産時は骨盤の靭帯をゆるめるホルモンの働きによって骨盤が開きます。
出産時は骨盤が開かないことには赤ちゃんが出てこれないので必要な生理現象といえます。
土屋先生からもアドバイスがありましたが、この骨盤の靭帯が緩んた状態の出産後は骨盤を矯正するチャンスと言えます。
◆立ちながら出来るお手軽骨盤矯正エクササイズ
骨盤のゆがみのチェック方法
土屋先生からも歪みの確認方法にアドバイスがありましたが、以下の様なチェック方法もあります。
その他にも、別の骨盤の歪みのチェック方法を以下の過去記事で動画や画像で紹介しています。
骨盤のゆがみチェック方法と歪みを解消するストレッチ
骨盤を矯正するポイント
今回土屋先生からご紹介いただいたようなエクササイズももちろん大切ですが、日頃から正しい姿勢を意識しておくことも骨盤の歪みを改善・防ぐためには大切です。
日頃の立ち姿勢や座り方を意識する方法は以下の過去記事を参考にしてみてください!
美人の秘訣は正しい姿勢!痩せやすい体を作る骨盤矯正のススメ
【姿勢矯正ダイエット】猫背を治す正しい姿勢と座り方で痩せやすい体に♪
補助として骨盤サポーターやクッションを活用するのもオススメです!
(サポーターなどは状態によっては歪みを悪化させてしまうこともあるので、ご自身に合わないと感じた際は利用を中止してください。)
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