半身浴の効果と消費カロリー:汗が出ない場合の対策など

2016年12月15日

美容やダイエット目的で定期的に半身浴を行っている方も多いのではないでしょうか?

今回は半身浴の美容効果や消費カロリーについてご紹介します。

半身浴のダイエット効果(消費カロリー):過度な期待はNG

まず最初に半身浴の消費カロリーについてご紹介します。

運動や日頃の生活における消費カロリーの指標として、METs(メッツ)という運動強度を表す単位があります。

椅子などに腰掛け、リラックスした状態が1METsです。

普通の歩きでの通学や通勤ですと4METsほどです。

半身浴のMETs数は1.5~1.8程度と言われています。

◆METsの計算方法
体重(kg)×運動時間(h)×METs数×1.05=消費カロリー(kcal)

◆体重50kgの人が1時間半身浴した場合
50(kg)×1(h)x1.8=約94kcal

このメッツによるカロリー消費はあくまで参考データですので多少のばらつきがあります。

仮に1日約100kcalの消費カロリー量が上がると大体70日間で1kg分の脂肪を減らす結果となります。

1日約100kcalの消費カロリー量が上がったとしても、少しの間食や大盛りのご飯で帳消しになってしまう可能性が高いです。

ですので、「半身浴を毎日続けているから安心」と思ってしまうと体重が増えてしまう結果もありえます。

半身浴の効果

単純な消費カロリー量の多さで考えると暑いお湯の方がカロリー消費量は多い場合もあります。

ですが、一般的な入浴方法(全身浴)では長時間お湯に使っていることが出来ませんので、半身浴の方が体への負担が少なめで長く入浴できる方法と言えると思います。

忙しい方は全身浴や高温反復浴など短時間でも済む方法でお風呂タイムはパパっと済ませて、エクササイズなどを行う方が有効な場合もあります。

<半身浴の効果>
・発汗作用
・血行促進
・毛穴が開く
・お肌のターンオーバーを促進

血行が促進されることで、体に溜まった疲れの解消や老廃物の代謝が促される、肩凝りなどの体の痛み(筋肉コリの解消)、生理痛を緩和する効果などが期待できます。

また、じっくりと体を温めることで毛穴が開き、毛穴の汚れなども落ちやすくなります。

半身浴で汗が出ない場合の対策

半身浴で汗が出ない場合の対策の基本は入浴前の水分摂取をしましょう。

  • ・口に水を含む
  • ・お風呂にお塩を入れる
  • ・入浴剤を活用する
  • ・ビニール傘を使う

口に水を含みながら入浴することで汗をかきやすくなります。

お風呂に入浴剤やお塩を足すことも発汗作用を促します。
入浴剤の場合は、カプサイシン配合の物やバスソルト、天然塩(博多の塩など)を入れることも効果的です。

いっときテレビなどでも話題になっていた方法の一つとして、入浴中にビニール傘をさすとサウナ効果が増し、汗をかきやすくなります。

ビニール傘をお風呂に持ち込むことに抵抗がある方はお風呂の蓋を8割くらい占めることも効果的です。

また、寒い時期はお湯の温度が下がりがちですので、追い焚きを少ししながら、もしくはお湯を少し足してあげることでお湯の温度を保つようにしましょう。