体脂肪率の計算と体脂肪計のしくみ〜体脂肪率はあくまで目安に!
皆さんこんにちは!
ダイエットをする方でもスポーツをする方でも少しでも身体に興味のある方は自分の体脂肪率を計測した事があるのではないでしょうか?
最近では両手に持つ体脂肪計だけではなく、より正確と言われている体重計に体脂肪計が埋め込んであるタイプも多く発売されており、多くの人が試した事があるのでないかと思います。
自分の体脂肪率を測ってくれる便利グッズである体脂肪計ですが、特にダイエットをしたわけでもないのに日によって数%上がってたり、下がってたりした経験はありませんか?これは実は体脂肪計の計測する仕組みに理由があるんです。
今回はどのように体脂肪計が体脂肪を測定しているのかをご説明したいと思います。
体脂肪計はどうやって体内の脂肪分を計算している??
まず、体脂肪率というのは自分の “身体についている脂肪が体重の何割を占めるか” という意味です。もし100kgの方が30kgの脂肪がついていれば体脂肪率は30%になります。では、その脂肪の量をどのようにして体脂肪計は計測しているのでしょうか?
皆さんが見かけるこのような体脂肪計、銀色の金属の部分がありますよね。この部分から実は微弱な電流が流れるようになっています。計測する際に電流が身体の中を通り抜けるわけですが、実は脂肪は非常に電流を通しにくく、その抵抗(電流の通りにくさ)を測ることでどのくらい体内に脂肪があるかを計算しています。
さらに、その抵抗の値を年齢、性別、体重等の要素を特別なアルゴリズムによって考慮し、体脂肪率を導き出します。
なぜ体脂肪計は誤差が出るのか?
電流を使って計測するなんてとても正確に聞こえますが、実はここに落とし穴があります。私達の身体は60〜70%は水分でできているのですが、電流と抵抗は水分によって左右されます。言い換えれば、体脂肪に変化がなかったとしても、体内の水分量によって数値は変化してしまうのです。
私達の生活の中で体内の水分量が変わる要素はいくつかあります。食事、排尿、汗などは最もわかりやすい例です。なので、同じ体脂肪の量だったとしても体内の水分量によって体脂肪率が変化してしまいます。
体脂肪率はあくまで目安に!
水分量によって簡単に体脂肪計の結果は変わってしまうので、体脂肪計の結果はあくまでも目安として使うことをオススメします。また、他にも様々な体脂肪率を測る方法がありますが、今のところ家庭で計測するには一番手ごろな方法です。なるべく一日の同じ時間帯に定期的に計測するように心がけ、数%の誤差は気にしないようにしながら記録をつけていって下さい。
決して数%上がったからといって落ち込まないで下さいね。だからといって油断もいけませんが。。。笑
何か質問等があればいつでもコメント、Email(rise8life@gmail.com),Facebookページからのメッセージを承りますので、御気軽にご連絡頂けたらと思います!
<著者プロフィール>
今田悠太
ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。
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