BMI(肥満度)の計算方法と自動計算機
ダイエットと思い浮かべた時に何を考えますか??
あるいは何故ダイエットをしようと考えましたか?
男性やある程度高齢な方は、健康診断などで「体重を落とす必要がある」とお医者さんに言われた方もいらっしゃるかと思いますが、女性にとってのダイエットはひとつの指標として体重があるのではないでしょうか?
当サイトのコメント欄やLINE@で質問いただく方の多くは「体の部位のダイエット方法(脚やせなど、いわゆる部分痩せ)」、もしくは「身長〇〇◯cm、体重〇〇kgでどんなダイエットをしたらいいか??」という内容が9割以上を占めています。
質問をいただく方の多くが、若年層10代から20代前半の女性が多く、若年層の女性ほど体重を特に気にしていると実感しています。
今回と次回に渡って、BMI(ボディマス指数/Body Mass Index)という身長と体重の相関から算出される肥満度の計算方法と自動計算、そしてそのBMIをダイエットに役立てるための注意点などをご紹介します。
本題に入る前に一つの注意点を記載します。
BMI(肥満度)や体重(あと◯kg痩せたい!)などは注意が必要です。
理由は記事の後半で記載します。
BMI(肥満度)の自動計算機
※本指標は成人(15歳以上)を対象としており、中学生以下の方は別に記事をご用意しますのでそちらを参考にしてください。
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指標 | BMI |
低体重(痩せ型) | 18.5未満 | 標準体重 | 18.5以上25未満 | 肥満(1度) | 25以上30未満 | 肥満(2度) | 30以上35未満 | 肥満(3度) | 35以上40未満 | 肥満(4度) | 40以上 |
BMI(肥満度)の計算式
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}=BMI
先ほどの自動計算機でも同様の計算をしているのですが、計算式も記載しておきます。
BMIを計算する際は単位に注意してください。
体重はキログラム(kg)、身長はメートル(m)単位です。
165cmの人はメートル換算に直すと、1.65mとなります。
また、身長を二乗(先に掛け算します)した後、体重を割ります。
例としては「体重が50kg」、「身長が165cm」だとすると50kg÷{1.65m×1.65m}=18.37 となります。
今回の記事はBMIの自動計算と計算方法を中心にご紹介しました。
BMIは身長と体重のバランスから求められる指標で、実際のプロポーションとは関係がありません。
簡単に言うと同じ身長と体重(同じBMI)の人でも太って見える人、痩せて見える人はいます。
健康的なダイエットと言う観点からはBMIや体重の重さだけに囚われたダイエットは正しくないと言えます。
BMIはあくまで指標・体脂肪率も気にしたい
身長の割に体重が重ければ(もしくは軽すぎれば)、それだけ生活習慣病のリスクが高まり、寿命を縮めるという研究結果があります。
(日本肥満学会ではBMI22が最も統計的に病気にかかりにくいとしています。)
(BMIと寿命の関係は、BMI25以上30未満の平均寿命が最も長いという結果も多く見られます。)
また、BMIは身長と体重のバランスから算出されるので、体脂肪率などは考慮されていません。話をダイエットに戻しますと、同じ体重でも体脂肪率には個人差があります。
その理由は脂肪と筋肉の体積の差にあります。
ヒトの筋肉と脂肪には約1.2倍の体積比があります。
同じ1kgの筋肉と脂肪を用意したとするとその大きさ(体積)は脂肪の方が約1.2倍となります。
非常に簡単にまとめれば、同じ60kgの人でも体脂肪率が高いほうが体積が大きくなります(ヒトの身体で言えば(同じ身長・体重でも体脂肪が高い人は)豊満と言えばいいのでしょうか?)。
これはBMIにも当てはまり、BMIが標準の22だったとしても、脂肪が多い人も少ない人もいることになります。
記事の冒頭で記載した「BMI(肥満度)や体重(あと◯kg痩せたい!)などは注意が必要」と記載した理由はここにあります。
健康などに気を使わず、リバウンドをしてしまうことなども度外視すれば、BMIや体重だけを落とすことは「食べずに筋肉を落とせば達成できる」となります。
(※念のため:食べないだけのダイエットと運動しないダイエットを進めているわけではありません。)
女性にありがちな◯kg痩せたい
これらを理解すると、「◯kg痩せたい」という考え方自体に疑問が出るのではないでしょうか?そこに根拠が明確な根拠があるわけではなく、「◯kg痩せたい」と言っているように感じます。それを言っている人自身が悪いわけではなく、雑誌やテレビで特集されるダイエットに問題があるように感じます。
体重にフォーカスしたモデルの〇〇さんは39kg!(あくまで例えです…。)などなど目立つキャッチーな表現をよく見ますよね。
モデルさんや芸能人など、その人に憧れる気持ちから自分の体重と比較して、「あと◯kg痩せなければ…!!」と感じているのではないでしょうか?(この辺りは私の所感です)
一つ目の結論としては「体重の重さ(もしくはBMIの数値)だけでなく、体脂肪率もひとつの指標として理解した方がいい」、となります。
ではBMIや体脂肪率を知ることはダイエットに不必要?
体重の重さだけを減らすことやBMIを下げることだけを意識することは、健康維持の観点からも、ダイエットの成功をより良いプロポーションにしていくと定義した場合、その観点からも正しいとは言えません。
憧れなどからダイエットしたいという気持ち自体は悪いことではないので、自身のBMIを把握して、あくまで参考値としてご自身の体の状態を理解する一つのデータとして活用するに留めることをオススメします。(健康維持の目的でも標準体重に近い◯kgくらいまでは落としたほうがいいかも…程度。)
理由としては体重も体脂肪率も生理周期や体調など様々な理由で上下します。ですので数日間での上下に一喜一憂することはあまり意味がありません。
「体脂肪率も日によって上下する」が2つ目の結論となります。
最後にBMIや体脂肪率を知ってダイエットに活用するための注意点をまとめます。
- BMIは身長/体重のバランスの指標
- 同じ体重でも体脂肪率が高ければ太って見える
- BMIと体重だけを気にしたダイエットはしない方が良い
- 短期間のBMIや体脂肪率の変化はあまり気にしない
BMIや体重・体脂肪率などは明確な数字が出るため、分かりやすい目標設定として活用しやすいメリットは有ります。
ですが、そこだけに囚われたダイエットは正しくないと言えます。
次回以降に体脂肪率の下げ方や体脂肪計の仕組みなどをご紹介予定ですので、そちらもダイエットの参考にしてみてください。
BMIも体脂肪率も一つの参考として、健康的なダイエットに共通することは運動をしつつ、なるべく健康的な食生活を長めの期間で行なっていくことが大切です。(今後ご紹介予定の体脂肪率の下げ方や体脂肪計についての記事もお伝えしたい根幹は一緒です。)
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