健康によくて積極的に取りたいと言われる『オリーブオイル』の体へのいい影響やダイエットとの関係をご紹介します!
速水もこみちさんの料理番組コーナーのMOCO’Sキッチンは『追いオリーブオイル』が特徴的ですよね。
熱で飛んでしまったオリーブオイルの香りを引き立たせるため、調理後にオリーブオイルを追加するのが特徴ですね!!
オリーブオイルは健康によくて太りにくい油ですので積極的に摂りたいところですが、ダイエット中の方は注意が必要です。
オリーブオイルが健康に良い訳
オリーブオイルはその名の通り、オリーブの果実より抽出される油で、スペインやイタリアで主に生産されています。
スペイン料理屋さんなどですとおつまみなどで提供されることもありますので、実を食べたことのある方も多いのではないでしょうか?
そんなオリーブの種類は以下のような種類があります。
<オリーブオイルの種類>
・バージンオイル(エクストラバージン)
・生成オリーブオイル
・ピュアオリーブオイル
<オリーブオイルの分類>
オリーブオイルは以前もご紹介した脂肪酸の分類では不飽和脂肪酸の中で一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)に分類されます。
75%以上が一価不飽和脂肪酸で構成されており、オレイン酸の呼び名自体がオリーブオイルから抽出されていることに由来しています。
<オリーブオイルの健康への効果と特徴>
・酸化しにくい
不飽和脂肪酸の中で一番参加しにくい油です。
・皮膚への刺激が少ない
皮膚への刺激が少ないため化粧品などにも利用されます。
・悪玉コレステロールを取り除く
血中の悪玉コレステロールを減らす作用があるため、心臓病や高血圧の予防に効果があります。
・便秘の解消
オレイン酸の乳化作用により、便秘の解消に役立ちます。
体質によっては下痢の原因になってしまうこともあります。
・高い抗酸化作用
老化や痴呆症・ガンの予防に効果が見られたとする論文が多く発表されています。
オリーブオイルのカロリー
オリーブオイルもその他の油脂と同じくカロリーは1gあたり、約9kcalです。
1日に20g摂取すると約180kcalとなります。
健康のためのサプリのように20gを飲み続けたと仮定すると1ヶ月で約1kgほどの脂肪が増える計算になります。
ダイエット中の方のオリーブオイルの取り方
様々なサイトや書籍、テレビ番組では健康法の一つとしてオリーブオイルを直接飲んだり、普段より多めに加えることを推奨している場合もあります。
先ほどご紹介したオリーブオイルのカロリーの章でも記載しましたが、基本的なカロリーはその他の油脂と同等です。
健康にいいという安心感による「追いオリーブオイル」や「飲みすぎ」は、今までの食生活を変えずに運動量にも変化をせずに摂り過ぎると、最終的に余ったカロリーはいずれ脂肪へと変化します。
食事のバランスもダイエットには大切ですが、油の種類にも気を使うと効果的です。
飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の比率が3 :4 : 3であることが望ましいとされています。欧米では一般に飽和脂肪酸が多く、多価不飽和脂肪酸が少な過ぎるとされますが、日本人の食事は平均すると理想に近い脂肪酸バランスといわれています。
参考・引用:公益財団法人 日本食肉消費総合センター 「SMP比」って何のこと?
一般的に食用油などから摂る脂質の全体量は50gでその内の30g程度を食材から摂取しています。
炒めものや揚げ物・ドレッシングなどからの脂質は10~20g程度とされています。
この揚げ物や炒めものの油、ドレッシングの代わりに可能な範囲でオリーブオイルに置き換える程度の活用が大切と言えます。
以上です。
健康に良いことは間違いありませんが、過剰な摂り過ぎは脂肪を増やしてしまう結果となりますので注意しつつ、その他の油から置き換えられる場合は積極的に使ってみてください。