足の裏やかかとなどの痛みの原因となる足底筋膜炎。
特に激しい運動やケガをした記憶もないのに感じる足裏の痛み。理由がわからないだけに不安になってしまいますよね…。
カルフォルニアの大学でキネシオロジーを専攻後、スポーツ選手のリハビリやパフォーマンスコーチとして活躍する今田さんに足底筋膜炎を緩和するためのストレッチをご紹介いただきます。

カカトが痛い。もしかしたら足底筋膜炎?

足底筋膜炎は足裏を覆う足底筋膜や筋肉が固くなってしまい、カカトや足裏に刺すような痛みを引き起こします。

朝起きて立とうとした瞬間、ピキ!という痛みをカカト周辺に感じたり、足裏につっぱりを感じたり、つま先を挙げるような動きをした時に痛む場合は一度整骨院や整形外科で見てもらって下さい。

一般的には体重が重い人や足裏を使いすぎるランナーに起こると言われていますが、原因は体重や使いすぎだけではないようです。

足底筋膜炎の原因

足底筋膜炎は、何かの原因で足底筋膜が硬くなり、本来はちゃんと足裏の動きに合わせて伸び縮みするはずがうまく動かないために炎症を起こしてしまい、痛みを引き起こします。

しかし、なぜ足底筋膜が硬くなるのか。これは実は一概に足裏の使いすぎ
では片付けられないのです。

筋膜というのは身体中でつながっていて、筋肉を包んでいます。
どこかを引っ張ればどこかが必ず多少なりとも引っ張られ、影響しあっています。

上半身の筋膜が固まったから、その影響で足底筋膜が固まってしまった。
そんな事がありえるのです。

その原因を見つけ出すのは至難の業で、優秀な整体や整骨院、カイロプラクティックのドクターに見つけてもらうしかありません。

足底筋膜炎の人に試してもらいたいこと

病院や整体に行くのは除いて、自分で症状を改善させるために試してみれる
事をご紹介します。
一度こちらの動画を観て、足底筋膜炎がどのような場所で起こるかをご覧になって下さい。

足底筋膜が固まっているのですから、緩めるのが先決です。
原因ははっきりとはすぐわからないので、まずは症状のある足底からほぐしていきましょう。

① テニスボールで足裏をゴリゴリしてみる
ダイレクトに足底筋膜をほぐす方法です。
ゴルフボールやテニスボールを足裏に置き、踏んで転がしてみましょう。
テニスボールで足裏を刺激して足底筋膜炎を緩和
痛いと思いますが最低1分はじっくりと転がして下さい。早く転がすというよりは、ゆっくりとじわじわとボールに体重をかけながらほぐしていきます。

② 前脛骨筋と腓腹筋をストレッチしてみる
直接足裏をほぐしても痛みが改善されていかないようであれば、
ふくらはぎやスネの筋肉が硬い可能性があります。

スネの筋肉を伸すには、つま先をピンと伸ばし、足の指を手で押してみてください。
スネの筋肉の前脛骨筋をストレッチして足底筋膜炎を改善
30秒程ゆっくりじわじわと負荷を強めていってホールドします。

腓腹筋をほぐすストレッチ方法
ふくらはぎを伸す場合はつま先を10cm程高いところにこのようにセットし、スネを前に倒していきます。 膝をのばした場合と、曲げた場合では違う部位が伸ばされるので両方試して下さい。

③ 臀筋や腰周りのストレッチ
それらのストレッチをしてもまだ改善されない場合は、腰、ハムストリング、そしてお尻のストレッチをします。

・腰のストレッチ
足底筋膜炎の改善に役立つ腰のストレッチ

・ハムストリングのストレッチ
足底筋膜炎の改善に役立つハムストリングスのストレッチ

・お尻のストレッチ
足底筋膜炎の改善に役立つお尻の筋肉のストレッチ

足底筋膜炎は医者では治せないかもしれない

上記に原因をかかせてもらいましたが、足底筋膜炎は筋膜の異常な張りによって引き起こされます。

ですので、症状がある箇所に対してのみアプローチするお医者さんには、なかなか治せないかもしれません。
筋膜が身体全体を覆っていることを理解し、その張りがどこから来ているかを見つけることが根本的に改善できる近道です。

足裏が痛いというのは本当に辛いと思います。
ですから、各種ストレッチを試しながら症状が緩和されるかをチェックし、どの部位のストレッチを行ったら自分にとって一番いいかを探りながら頑張ってください!

<著者プロフィール>

今田悠太

ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。

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