反復横跳びのダイエット効果や敏捷性を上げるコツ

2016年12月23日

反復横跳びって懐かしいですよね~!中高ではスポーツテストの中に必ずと言っていいほどあった種目、反復横跳びですが今でもあるのでしょうか?方向転換する能力を測るのに手っ取り早く、筋力と瞬発力、そしてコーディネーションが求められる種目です。同級生の友達と真剣に競ったのを覚えています。

今回は反復横跳びのダイエット効果、そして、敏捷性を上げるコツを皆さんにご紹介していきたいと思います。

敏捷性とは?

NASM(ナショナル・アカデミー・オブ・スポーツメディスン)という団体の定義によると、【Agility is the ability to accelerate, decelerate, stabilize, and quickly change directions with proper posture】とされています。

つまり、敏捷性とは、加速と減速、そして安定する能力の事で、これらの能力が高いと急速に方向転換をすることが出来ます。敏捷性には素早い反射や反応の能力は含まれないのでそこは覚えておいて下さい。

敏捷性を上げるコツ

1)正しいフォーム
正しいフォームが敏捷性を高める
俊敏性を上げるにはそれぞれの動作に適したフォームを身につけることが必要です。ムーブメント(動き)という言葉が日本のトレーニング界でも流行り始めているようですが、この動きを習得する必要があります。

2)筋力トレーニング
基礎的な筋力も反復横跳びには大切
未だに“筋肉をつけると遅くなるから筋トレはしない”と思っている方が多いのですが、速く動くためには筋力が必須です。0から一気に加速するための筋肉、そしてスピードに乗った身体を急速に静止させるための筋力。これは想像以上に大きな力が必要になります。

3)神経的なコーディネーション
3-3
正しいフォームと筋力の相乗効果によって敏捷性はアップしますが、筋力を素早く動かすには神経伝達がスムーズに行われる必要があります。これらは反復練習や、最大スピードで動作を行う事で養われます。

反復横跳びのダイエット効果

反復横跳びのダイエット効果を期待するのであれば、HIIT(High Intensity Interval Training)をなしには勝たれません。HIITとは、高強度インターバルトレーニングという意味で、激しい運動を短い時間に区切り、休息時間も限定して繰り返すトレーニングの事です。とある研究者の研究によると、最大心拍数の80-90%のトレーニングを行うと脂肪燃焼効果が高まるという結果が出たそうです。

反復横跳びをHIITの一つとして使えば、脂肪燃焼効果が期待できます。ただ反復横跳びをするだけでは高い効果は望めず、しっかりと反復横跳びを高強度で行う必要があります。

反復横跳びの実践方法と記録を出すコツ

では具体的な実践方法やコツについて確認してみましょう。

コツについては、1:20頃~です。
低めの重心で構え、重心が流れ過ぎないようにステップを繰り返すことが記録を出しやすくするコツです。頭が上下しないように意識すると、バランスが取りやすくなります。

理想のフォームを身につけることが記録を伸ばすコツです。

反復横跳びのまとめ

反復横跳びを練習すると敏捷性という能力をアップさせる効果があり、敏捷性とは加速と減速、そして素早い方向転換が出来るようになります。さらに、反復横跳びを高強度インターバルトレーニングの一種として取り入れる事で脂肪燃焼効果が高まり、ダイエット効果が期待出来ます。懐かしの反復横跳び、皆さんも是非お試し下さい。

<著者プロフィール>

今田悠太

ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。

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