アミノ酸・BCAAを使ってダイエットできるのか?!

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2018年6月1日

今回もプロ格闘家や個人の方向けのフィットネス指導、スポーツメーカーへのトレーニングプログラムの提供をしているCORE N’CODE(コアアンドコード)さんにアミノ酸・BCAAとダイエットの関係のテーマをお願いします!

皆さん、こんにちは。アミノ酸・BCAAとダイエットの関係についてのレポートをしたいと思います。

アミノ酸・BCAAって一体何だろう?

アミノ酸・BCAAって、よく見かけませんか?皆さんはアミノ酸・BCAAと書かれたサプリメントはスポーツ量販店や薬局で頻繁に見かけると思います。「これ飲むと勝てるぞ!!」みたいなフレーズがあるので、結構購入されている方を見かけますね。私もテレビでの特集を数年前に観て、エビデンスを確認してからはスポーツ後にアミノバイタル(https://www.ajinomoto.co.jp/aminovital/)を摂取しています。理由はとりあえず後回しにさせて頂きまして、アミノ酸・BCAAって一体何だろう?って考えたことありませんか?

先ずアミノ酸ですが、これは人体を構成するタンパク質(体重の約15〜20%)の最小単位と言われており、20種類のアミノ酸で構成されていると言われています。今回はあまり深くは記載しませんが、この20種類のうち9種類のアミノ酸は体内で合成できない「必須アミノ酸」であり、食事やサプリで摂取する必要があります。次にBCAAですが、これは分子構造の特徴から「分岐鎖アミノ酸」と呼ばれています。そして、このBCAAは3つ、バリン・ロイシン・イソロイシンを指します。一応、これらの文章を簡単に表にまとめましたので、参考にしてください。
必須アミノ酸とBCAA

アミノ酸でダイエットに直接有効か??

アミノ酸を摂取してダイエットにどのように効果あるか?直接有効か?と聞かれると当然答えは「NO!!」でしょう。アミノ酸自体に1gあたり4kcalあるわけですから、摂取すれば必ずエネルギー量が増えるのは当たり前で、物を食して運動しないで身体が痩せるのは不健康であり危険だと考えます。

アミノ酸(BCAA含む)の役割って?

上記に記載した内容はアミノ酸に関する超基礎的な概要であり、トレーナーの方はもちろん、スポーツ愛好家や選手でも知っている知識ですね。
アミノ酸(BCAA含む)を使うと直接効果あることを導き、そこからダイエットにつながるかどうかを記載していこうと思います。
少し話が遠回りしますが、私がアミノバイタルという製品を愛用するようになった理由は「疲労回復を早めるため」の一点にありました。ハードな練習を行う上で若手の選手は身体的なリカバリー能力が高いので、彼らと同じパフォーマンスを出すにはどうしたら良いかを年齢的なことから考えるようになりました。

また疲労の種類にも大きく2つあることに早くから気が付いていて、ひとつは「身体的なダメージの疲労」、もうひとつは「メンタルから来るストレス疲労」です。どちらが先に作用するかは私にも分かりませんが、俗に言われる筋肉痛があった時でも良い動きができる日があったり、筋肉痛などの身体的な疲労が全くなくてもメンタルが疲れている時にはパフォーマンスが悪くなることがあります。血液を常にチェックしたりすればデータも取れるのでしょうが、さすがにそう言う余裕ありませんよね(笑)。

そして、偶然にもアミノ酸に関するテレビ番組を観て、さらにある書籍と出会いました。アミノエビデンス(大谷勝 著 / 小林寛道 監修 現代書林)という本です。ここから数個引用させて頂こうと思います。ダイエットに関しては記載ありませんが、スポーツ選手に対するアミノ酸の作用という所は私にとって非常に大事なエビデンス結果であり、そこからアミノバイタルを愛用するきっかけになりました。

アミノ酸の効用は、
・筋肉疲労を予防して、回復を早める効果。
・体のタンパク質の分解を抑制してくれる。
・中枢性疲労を軽減させて、運動能力を維持・向上させる。

BCAAであるバリン・ロイシン・イソロイシンが、
・筋繊維のアクチンとミオシンの主成分であり、

またBCAAの中のロイシンは
・筋タンパク質の分解抑制と合成促進の両方の働きをもつ。
ということでした。

【まとめ】アミノ酸(BCAA含む)とダイエットの関係とは

まとめとして、アミノ酸(BCAA含む)とダイエットの関係ですが、

1.筋肉疲労や神経系の疲労を軽減するアミノ酸によって、運動の継続性を維持できる可能性が高い。

2.筋タンパク質の分解を抑制して、合成促進してくれるので、除脂肪体重の増加が期待できて基礎代謝量が増加する可能性が高い。

という2つの項目から、健康的なダイエットにつながる可能性が大きくあります。

ただし、
1.規則正しい運動習慣と生活習慣が重要である。
2.アミノ酸の摂取量やバランスに配慮するために、市販されている商品の飲用方法を守るようにしたい。
と、上記の前提条件2つも大切ですね!!

基本的にアミノ酸を多く含む食物、例えば卵・納豆・鶏胸肉など自然の産物から摂取し、運動量が多い時に、疲労が溜まりやすい時に、サプリメントなどを上手に利用すると良いと思います。レストランなどの外食でも積極的にタンパク質多めのチョイスをしてみても良い勉強になりそうですね!!

アミノ酸を多く含む・たまごや納豆・鶏胸肉
また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にもアミノ酸を活用できると書籍には記載ありますので、自分のかかりつけの医師などに相談しながら、上手に飲用してみてはいかがでしょうか!!

いかがでしたか?
皆さんの筋トレについての知識に少しはお役に立てましたでしょうか?!
また次回もお楽しみに!!

<著者プロフィール>

株式会社CORE N' CODE

ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
株式会社CORE N’ CODE
『核心は頑張った者のみが解る暗号である。』

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埼玉県を中心に活動するCSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)早稲田力也が運営する。クライアントは柔術、空手、総合格闘技のプロを中心に、一般の男性と女性のダイエット・フィットネス指導も個人契約で受注している。