内転筋ストレッチの方法とストレッチするメリット

2016年12月23日

内転筋のストレッチ方法をご紹介!

実は、普段何気なくするストレッチを習慣化している方も多いと思いますが、実践時にストレッチの部位と効果を考えて行っていますか? それぞれの筋肉をストレッチすることでそれぞれの筋肉をストレッチするメリットがあります。

皆さんが行っているストレッチの中にも内転筋を伸ばすものは数多くあるでしょう。
今回は内転筋ストレッチをするメリットと、その方法をご紹介致します!

内転筋をストレッチすると骨盤が安定し、股関節が動くようになる

内転筋は太ももの骨である大腿骨と、骨盤を繋ぐ役割を果たしています。足と骨盤を繋いでいますから、内転筋の筋バランスが変化すると骨盤の傾きが変わってしまう事が想像出来ると思います。要するに、私たちの骨盤のバランスに関わる一つの筋肉という解釈が出来ます。

内転筋が固まって短縮してしまうということは、通常人は立っていますから骨盤は前傾してしまいます。そうすると、お尻が少し突き出た状態になると同時に腰に負担がかかるようになります。内転筋が固い方は腰が痛くなることもあるのです。

さらに、内転筋が固まったり短縮してしまうと、股関節の動きが悪くなっていきます。スポーツやエクササイズをさいている方であれば股関節の怪我予防には内転筋の動きを良くしておく必要があります。

内転筋をストレッチする方法

内転筋をストレッチするにはいくつか方法があります。まずは一番簡単で代表的なものからご紹介しましょう。

◇開脚ストレッチ

①座って足を大きく開きます
②骨盤を垂直に立てて、背骨が自然なカーブを描くようにしましょう
③背骨のカーブを保ちながら、前方へ倒れていきます
④上半身だけ前にいかないよう、骨盤を前方へ傾ける意識で行い、骨盤が前方へいかないのであればそれ以上上体を倒す必要はありません
開脚ストレッチで内転筋をほぐす

◇足裏合わせストレッチ
足裏合わせストレッチで内転筋のストレッチ
①そのまま足の裏を合わせて踵を可能な限りお尻に近づけていきます
②先ほどと同様、骨盤を垂直に立て、背骨の自然なカーブを保ちながら骨盤を前傾させていきます

◇四股ストレッチ
さらに、お相撲さんの四股ストレッチがあります。
四股ストレッチで内転筋をほぐす
①立った状態で足を幅広く開きます
②背筋を起こしたままゆっくりお尻を落としていきましょう
③両肘で両膝を外へ押し出すようにして内ももをストレッチしていきましょう

内転筋のストレッチとそのメリットのまとめ

このように、個々の筋肉をストレッチすることで得られるメリットというのは違ってきます。今回の筋肉は内転筋。骨盤の傾きに影響するこの筋肉をストレッチすることで正しい骨盤の位置を保ちやすくなり、姿勢が改善されて怪我予防にもなり、さらには股関節がスムーズに動くようになります。皆さんも是非今後、ストレッチの効果を意識しながら行ってみてくださいね。

<著者プロフィール>

今田悠太

ロサンゼルスを中心に活動する、パフォーマンスコーチ。
卒業大学:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
専攻:キネシオロジー
経歴:
09-現在 アメリカ独立プロバスケットボールリーグ:ヘッドストレングスコーチ
07-14アメリカのスポーツ研修関係のツアーの通訳
09-現在パーソナル・パフォーマンスコーチ
<理念>
一般の男性、女性のフィットネスの指導から、人種問わず世界で活躍する プロアスリートまで幅広く指導。日米の長所を組み合わせた、身体の軸を意識した独自のトレーニングメソッドで、今までになかったトレーニング理論を作り上げ、リハビリからパフォーマンストレーニング(競技力向上)を行う。 世界には眠っている才能が多くあると感じ、少しでも個人の才能が表に出るきっかけになればいいという思いから“RISE”というグループを立ち上げる。 人と人の繋がりの中で才能が開花していくのを助け合いたいと願い、日々奮闘中。

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