白湯(さゆ)のダイエット効果と作り方〜白湯でなくとも常温の飲み物を!

2018年6月1日

体を冷やしてしまうことのデメリットはよく聞きますよね!

冬は温かいものを飲むことが多いと思いますが、暑い夏は冷たいジュースやお茶をどうしても飲みたくなってしまいますよね…。

体を芯から冷やしてしまう他、胃腸へのダメージもあります。

最近ではコンビニなどでも冷やしていない常温の緑茶やミネラルウォーターを置くお店も増えましたね!

今回は白湯(さゆ)のダイエット効果と常温の飲み物を飲むメリットなどをご紹介します。

また記事後半では色々なサイトやメディアなどで言われている水道水(塩素やトリハロメタン)のリスクについて解説しています。

白湯とは?

「さゆ」と読みます。

食いしん坊な私は最初「パイタン」と読んでました…。
中華料理のスープですね。

いったん煮沸したお湯をぬるく冷ました物を「白湯(さゆ)」と呼びます。
湯冷まし(ゆざまし)とも呼ばれるそうです。

引用:Wikipedia

白湯のダイエット効果や常温の飲み物のメリット

痩せやすい体作りには冷え性は大敵です。

体を冷やしてしまうことで代謝が落ちてしまい、老廃物などの排出が鈍ります。

暑い夏だからといって冷たい物や冷たい飲み物ばかり飲んでいては、血行が悪化して代謝が落ちてしまいます。

体温が下がることで免疫力の低下もあります。

冷たい飲み物や食べ物は胃腸への負担も多くなります。

最近ではコンビニなどでも常温の水やお茶の販売に力を入れているところも増えてきました。

白湯を用意できない外出中やオフィスワーク中なども「なるべく常温・もしくは温かい飲み物」を飲むようにしてみてください。

<白湯ダイエットの効果>

  • 温かい飲み物で代謝が良くなる
  • 内蔵も元気に!
  • むくみの解消に
  • 冷え性の予防・解消にも

白湯の作り方・飲み方

<作り方>
1:水道水をヤカンで5分以上煮沸します。
2:火を止めて40~50度くらいまで冷まします。

*煮沸時間について
色々なサイトや本で紹介される白湯の作り方で煮沸時間には差があります。
私は科学的な根拠からヤカンで5分以上沸騰させればOKと考えています。
(根拠は次項の発がん性の項目をご覧ください)

*冷ます方法
色々なサイトも確認しましたが冷まし方に科学的な根拠はありませんでした。
40~50度に冷ませればOKですので、水を追加しても大丈夫と私は考えています。

<飲み方>
朝がオススメです!
目覚めのタイミングは体の代謝が落ちているので、体温が下がりがちです。

このタイミングで温かい白湯を飲むことで目覚めと体の活性化が出来ます。

食前などに飲むことで食欲のコントロールにも役立ちます。

また、お好みに合わせてショウガを加える事でダイエット効果や冷え性の改善効果も高まります。

作り方2の沸騰したお湯を冷ます前にスライスしたショウガを加えたり、乾燥のショウガチップを使っても◯

水道水で作った白湯は危険?トリハロメタンと発ガン性の関係

水道水をそのまま飲んだりすることの危険性を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

浄水器などを販売している会社や健康療法?などを喧伝している方に多いイメージです。

水道水は浄水場で塩素消毒されていることが一般的です。

その塩素が水中のその他の有機物と反応することでトリハロメタンが生成されます。

このトリハロメタンに含まれる、クロロホルムなどが「発がん性の恐れがある」という物質として世界保健機構(WHO)の外部組織の国際がん研究機関(IARC)によって勧告されています。

参考・引用:IARC発ガン性リスク一覧

WHOの規定するガイドラインよりも厳しい基準で日本の浄水の水質基準が定められています。

参考:Wikipedia

また煮沸によりトリハロメタンの濃度が上昇するという点を声高に喧伝する浄水器の販売サイトやサイトがあります。

4分ほどの煮沸で90%が取り除かれるという研究結果(岡山の美作大学)があります。

トリハロメタン(クロロホルムなど)が分類される、WHOが定める「発がん性の恐れがある」物質はリスク順で上から3番目です。

グループ1:発がん性がある
グループ2A:恐らく発がん性がある
グループ2B:発がん性の恐れがある
グループ3:発がん性を分類できない
グループ4:恐らく発がん性はない

このグループ2Bにはコーヒーも含まれています。

これらの情報を総合的に比較するとトリハロメタンの危険性や沸騰させたお湯や白湯の危険性を過度に煽るサイトや商品紹介には疑問をいだきます。
(発がん性のリスクがゼロという訳ではありません)

過度に煽り、自身の商売に結びつけている手法が気にかかります。

最終的には御覧頂いた方それぞれの判断となりますが、神経質になるほどではないかと考えています。

どうしても心配な方は浄水器を使ったり、煮沸もヤカンで長めに行ってみてください。

少なくとも数十万円するような浄水器は必要ないと思います。

以上です。
色々な考え方があるとは思いますが、基本的には白湯の良さは体を冷やさない点にあります。

過度な期待を持ちすぎず、エクササイズや食事制限などと絡めて健康法の一つとして生活に取り入れてみてください。