ぎっくり腰を予防する大腰筋ストレッチ

2015年10月21日

当サイトではこれまでにも肩甲骨まわりのコリの解消方法など、体の痛みを緩和したり、改善するストレッチをご紹介してきました。

今後もこのような内容を増やしていきたいと考え、今回から整体師の先生に記事のお手伝いをお願いすることになりました!

さいたま市整体院の藤田先生にご協力をいただき、今後も体の痛みやコリを緩和する方法を伝授いただこうと思います。

ぎっくり腰の起こりやすい時期

はい、こんにちは、さいたま市整体院の藤田です。
今日は、ぎっくり腰を予防する大腰筋のストレッチをご紹介します。

1年のうちでぎっくり腰が起こりやすい時期があるって知っていますか???

1年のうちでぎっくり腰がもっとも起こりやすい時期は1月7日です。

お正月休みで、基本的に寒くて、体の機能が落ちているときに1月1日などの緊張がほどけて、お正月に暴飲暴食して、座りっぱなしや、長い時間寝たりしてる7日の頃に、日本ではぎっくり腰患者さんが多発しております。

あとは、6月の梅雨の時期、8月の台風がガンガン来る時期は、いずれも、気圧が低くなりますので、ぎっくり腰が起こりやすいですし、坐骨神経痛は悪化しやすい時期ですね。

ぎっくり腰予防に大切な大腰筋(腸腰筋)について

さて、問題の大腰筋という筋肉ですが、腰椎の1番目~5番目から生えてきて、
足の骨の大腿骨(ももの骨)の小転子という部分(内股)につながっている筋肉です。
腰痛予防に大切な大腰筋と腸腰筋
ちなみに、腸腰筋という名前でも呼ばれることがあります。

この場合、腸骨(骨盤)からでてきている腸骨筋と、大腰筋が途中で合流してくっつきます。

このつながっている、2つの大腰筋と腸骨筋の名前の一部をとって、腸腰筋と呼ばれることも多いです。

この場合、位置、役割的には、基本的に同じものと考えていただいてかまいません。

この大腰筋は、背中からは、脊柱起立筋などの背中の筋肉があるので触ることはできません。

お腹から骨盤のお腹のところに、筋肉が薄い部分があるので、押すとすこしだけ、
さわれます。

しかし、一般的に、マッサージのお店などでは、触らない場所です。

肩や背中と違い、鼠径部(そけいぶ)の急所になりますので、マッサージされて気持ち良い場所でもありません。

普通の日常生活ではほぐれる事はありませんし、マッサージ店などでもほぐしてもらいづらい場所です。
そのため、コリが溜まりやすく急な動きなどでぎっくり腰になってしまうことも多いです。

大腰筋や腸腰筋・ぎっくり腰に関するより詳しい解説は以下の動画をご覧ください。

ぎっくり腰を予防する大腰筋ストレッチ

では、実際の体操のやり方をご説明します。

大腰筋は、ももをあげる動きで収縮します。
また、同様にももを内側にひねる動きでも収縮します。
上げながら、内側にひねってあげる動きが、ダブルで大腰筋を一番つかうことができるわけですね。
シンプルに考えると、腰椎(腰骨)から、腿の付け根を、ひねりながら、あげるように動かす事が出来ればいいわけですね。

1:大腿骨をねじります。
大腿骨をねじる前の画像

上の写真のように大腿骨が外側に開いた状態からひねり始めます。

大腿骨をねじった後の画像

足の爪先から、すね、ももと、順番にねじっていく意識を持っていただくと効果的です。

2:ねじり切ったら、腿をあげます。その際に、上半身は、ひねっている足と逆の向きに
向きます。上半身と下半身で、お互いに引き締めるわけですね。
大腿骨をねじった後に足をあげる

秒数的には、5秒力を入れて、5秒力を抜きます。

力を抜くところが一番重要です。
呼吸は、吐きながら、ひねって絞ります。力を抜く瞬間に息を吸って、その後、ため息で脱力を5秒維持します。

これを左右で、それぞれ3回行っていただくと、非常に効果的です。
今日から、さっそく3回おこなってくださいね。

動きを動画で確認したい方は動画をご覧ください!

以上です。
ご質問など、お待ちしております。

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<著者プロフィール>

藤田 摩利男

腰痛などを始めとした体のつらい症状を緩和する施術をさいたま市で行う。来院者へのその場限りの施術だけでなく、自宅で出来るストレッチで症状を緩和する方法を伝えるなど、根本解決を目指す事を重視している。肩こりや腰痛など体のトラブルを解消する方法をYoutubeに100本以上掲載している。

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