腹式呼吸の練習方法:腹式呼吸が出来ない場合に意識を向けるトレーニング

2015年12月21日

腹式呼吸は自律神経を整え、リラックス効果や認知力のアップに役立つ、少しの意識で出来る健康法のひとつです。

また腹式呼吸を続けることは腹圧を高め、腹部のインナーマッスルを自然と強化することに繋がります。

腹部のインナーマッスルを鍛えることで、猫背の緩和、腰痛の緩和、腹部の内蔵を支える力が増すことでポッコリお腹の解消などの効果もあります。

ドローイン、腹式呼吸などのメリットはよく聞きますが、実際に続けようとするとなかなか続かなかったり、しっかりと腹式呼吸できているのかがわからないこともあると思います。

そこで今回は腹式呼吸の練習方法や腹式呼吸への意識の向け方をご紹介します。

腹式呼吸のメリット

一般的に現代人は胸式呼吸に頼りがちとされています。
今まで腹式呼吸を意識的に行ったことがない方は胸式呼吸を自然と行っている可能性があります。

腹式呼吸の練習方法に移る前に、腹式呼吸のメリットについてご紹介します。

・姿勢の改善(猫背、腰痛の緩和)
・内蔵を支える力が増す(ポッコリお腹の改善)
・血行を良好にする
・便秘の緩和
・自律神経を整える(ストレスの緩和)

姿勢の改善やポッコリお腹の緩和など身体に良い効果がある他、自律神経を整えてリラックス効果や気分転換の効果が得られます。

以前、CSCS(Certified Strength & Conditioning Specialist/認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の早稲田さんにご提供いただいた記事でも、ピラティスやヨガで行なう腹式呼吸のメリットについてご紹介いただきました。

1:脳への血流量が増加して、酸素供給量増加により集中力のアップへ
2:副交感神経を優位にしながら、運動することで新陳代謝を高めてくれる
3:ポーズを作るという運動神経がシナプス結合を促進し、暗記力や認知力アップにつながる
4:脳内からセロトニンの分泌量が増加して、気分爽快にしてくれる

運動は自律神経を整える素晴らしいツールです!!

腹式呼吸の練習方法

腹式呼吸の一番簡単なトレーニング方法からご紹介します。

睡眠時は腹式呼吸を自然と行っており、寝た状態でリラックスすることは腹式呼吸を意識する上で一番近しい環境です。

ですので、仰向けに寝た状態で、腹部に手を当て、お腹の膨らみを意識しながら呼吸をすることが腹式呼吸の練習になります。
腹式呼吸の練習方法

椅子に座った状態で腹式呼吸の練習

自然に腹式呼吸を行なうことの多い寝そべった状態での腹式呼吸が出来る人でも立つと出来ない場合もあるようです。

その場合は椅子に腰掛けた状態での腹式呼吸も試してみてください。

ボイストレーニングとしての腹式呼吸

ここまでは健康法としての腹式呼吸の練習方法を中心にご紹介しました。

中には歌唱力を鍛えたい場合や発声練習などの目的でも腹式呼吸のトレーニングをしたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。

◆基本の腹式呼吸

◆ボイストレーニングとしての腹式呼吸

◆腹式呼吸から発声につなげるトレーニング

以上です!
健康目的でも、声量を増したり声の安定感を増す目的などメリット一杯の腹式呼吸は地道に意識をして続けることが大切です。

いつでもどこでも、仕事中などでも基本的には出来る健康法の一つですので今日から意識して続けてみてください!